現物からの採寸・図面化や、1個からの製品製作が可能です。
3D CADによるデータ・図面作成、設計にも対応しています。

J.M.T 真空バルブ

優れたクオリティと低コストによって、鋳造製品に画期的な製品競争力をもたらします。
生産性向上とコス低減を両立させる、よりクオリティの高い真空鋳造工程の実現をサポート。

特許登録品:無許可での模倣、複製を禁じます。

J.M.T真空バルブ

J.M.T 真空バルブの
採用によるメリット

真空鋳造の最大の弱点は、
溶湯の先走り現象によるバルブの詰まり

J.M.T真空バルブは、スムーズな長時間鋳造の環境と維持管理の容易さによって
貴社のダイカスト製造の生産性を向上させ、大幅なコスト削減を実現します。

キャビティと連通する真空バルブの入口側から入る溶湯圧を受ける受圧バルブと、開閉レバーを介して閉じる閉鎖バルブなどを備えた真空バルブは、閉鎖バルブ摺動部分の隙間に細かいダストが入ると、バルブの動きが遅くなり、閉鎖バルブの閉鎖機能が低下してしまいます。さらに、閉鎖バルブが閉じる前に先走り溶湯が閉鎖バルブの中に入ると、故障が生じて鋳造作業の中断が起こっていました。

油性離型剤対応真空バルブ

油性離型剤は濡れ温度が高く、微量塗布することで生産性向上が期待できますが、真空バルブの温度が非常に高くなる可能性があります。
弊社の真空バルブは、固定ブロックのバルブ周辺を内部冷却することで、油性離型剤を使用しても故障しにくい構造を実現しました。

内部部品拡大

  • 内部部品01
  • 内部部品02
油性離型剤対応真空バルブ

可動ブロック皿バネ仕様J.M.T真空バルブ

真空状態を作り出す際、メインランナーから閉鎖バルブに向かう温度が低く、細かいダストを含んだ先走り溶湯を慣性の法則によって、真っ直ぐバイパス経路に走るようになる構造の真空バルブを提供します。(特許出願済)バイパス経路には凸凹の形状を設けているので、先走り溶湯が閉鎖バルブに到達する前に閉じ、温度が高く良質なアルミが、メイン経路から閉鎖バルブに到達する仕組みとなっています。

可動ブロック皿バネ仕様J.M.T真空バルブ

J.M.T真空バルブは受圧バルブが閉じると同時に閉鎖バルブが閉じる方式を採用し、従来のさまざまな問題を解消しました。

真空バルブ使用事例

離型剤について(使用ダイカストマシン350t)

2個取り、「JMT042真空バルブ」2個使用
24時間鋳造(実22.5時間から23時間鋳造)

閉鎖バルブに離型剤を従来噴射時間の0.5秒
0.1〜0.2秒プラスする事で

1週間トラブル無しでの継続鋳造が実現!

潤滑油とエアーのご使用について

真空バルブ潤滑油

  1. 天側のオイルカップから重力によって、閉鎖スリーブに到達します。
  2. 閉鎖スリーブ外径(本体、スリーブの公差間)を回り水平方向から閉鎖バルブに到達します。
  3. 潤滑油は更に直角方向から下の受圧スリーブに到達します。
  4. 受圧スリーブ外径(本体、スリーブの公差間)を回り水平方向から受圧バルブに到達します。

閉鎖スリーブ、閉鎖バルブ、受圧スリーブ、受圧バルブ両方を潤滑します。

真空バルブエアー

エアーは水平方向から受圧バルブに到達した後、反対方向に抜けていきます。
潤滑油は閉鎖バルブから受圧バルブ両方を潤滑しますがエアーは受圧バルブのみを対象とします。

エアー圧は0.1Mpa以下(0.05MPa推奨)長時間鋳造は潤滑油を優先した方が有効です。

バルブ詰まり頻度調査例取付相関図

型式 JMT042
鋳造機 350t 2015年8月〜2016年2月
製品A ショット数 11,862個
バルブ詰まり回数1回

 取付相関図

型式 JMT060 可動皿バネ仕様
鋳造機 350t 2018年〜
製品B ショット数 21,000個
バルブ詰まり回数0回 バルブ交換回数0回

24h稼働10日以上連続鋳造

J.M.Tは20日以上の連続鋳造を目指します。

J.M.T真空バルブ

品名 本体サイズ 適用マシン 取付関係図
品名:JMT028 本体サイズ:W 50 × H85 × D(35/55)mm 適用マシン:小型機 PDF
品名:JMT042 本体サイズ:W 70 × H100 × D(50/60)mm 適用マシン:〜350t PDF
品名:JMT060 本体サイズ:W100 × H130 × D(50/65)mm 適用マシン:〜500t PDF
品名:JMT082 本体サイズ:W100 × H130 × D(50/70)mm 適用マシン:〜650t PDF
品名:JMT115 本体サイズ:W110 × H160 × D(50/75)mm 適用マシン:〜800t PDF
品名:JMT160 本体サイズ:W140 × H175 × D(60/80)mm 適用マシン:〜1250t PDF
品名:JMT210 本体サイズ:W160 × H182 × D(60/90)mm 適用マシン:〜2500t PDF
品名:JMT300 本体サイズ:W200 × H210 × D(60/100)mm 適用マシン:〜3000t PDF

J.M.T真空バルブ(可動皿バネ仕様)

品名 本体サイズ 適用マシン 取付関係図
品名:JMT042-1(可動皿バネ仕様) 本体サイズ:W90 × H115 × D(60/65)mm 適用マシン:〜350t PDF
品名:JMT060-1(可動皿バネ仕様) 本体サイズ:W120 × H130 × D(65/70)mm 適用マシン:〜500t PDF
品名:JMT082-1(可動皿バネ仕様) 本体サイズ:W130 × H130 × D(75/70)mm 適用マシン:〜650t PDF
品名:JMT115-1(可動皿バネ仕様) 本体サイズ:W140 × H160 × D(80/75)mm 適用マシン:〜800t PDF
品名:JMT160-1(可動皿バネ仕様) 本体サイズ:W160 × H180 × D(90/80)mm 適用マシン:〜1250t PDF
品名:JMT210-1(可動皿バネ仕様) 本体サイズ:W180 × H185 × D(90/90)mm 適用マシン:〜2500t PDF
品名:JMT300-1(可動皿バネ仕様) 本体サイズ:W220 × H210 × D(90/100)mm 適用マシン:〜3000t PDF

サイズは一例です。
ダイカストマシン15tから3000tクラスまで、最適なサイズをご提案致しますので、ご連絡ください。

イメージ画像

Valve Control

射出開始から溶湯圧で受圧バルブが閉鎖されるまでの時間を測定することができるようになりました。
そのため、測定した時間をバルブ閉時間に入力する事で、溶湯が閉鎖バルブに到着する前に、
バルブを閉鎖させる事が可能になりました。

部品への負荷が軽減される事で耐久性が増します。

特許出願中

見積りなど、何でもお気軽にお問い合わせ下さい。